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強膜バックリング術
強膜バックリング術(網膜復位術)とは
当院では、網膜剥離の手術を日帰りで実施しています。
網膜剥離の治療は[1]強膜側からアプローチする強膜バックリング術 と、[2]硝子体側からアプローチする硝子体手術 があります。
網膜剥離の手術は、網膜にできた孔(裂け目)を塞ぐことが目的となります。
強膜バックリング術は、若年者の網膜剥離や網膜の裂孔が一か所に固まっている場合に採用することが多い術式です。それ以外の後部硝子体剥離を伴ったものや牽引の強い網膜剥離、増殖性硝子体網膜症では網膜硝子体手術を行います。
網膜剥離は、治療が早ければ早いほど視力への影響が少ないので、網膜剥離の手術では特に迅速な対応が必要となります。
強膜バックリング術(網膜復位術)による網膜剥離の治療
網膜裂孔(穴)がある場所の強膜にシリコンの手術材料を縫い付け、内側にへこませることで、網膜裂孔と眼球壁との距離を近づけます。その状態で網膜冷凍凝固術や網膜光凝固術を行い、網膜剥離を復位させます。